ハプスブルク家4 マクシミリアン1世

 

 今日もハプスブルク家

 見出しタイトルに「中世最後の騎士」、「近世最初の皇帝」とある。

 日本でいうと、徳川家康か。戦国時代から江戸時代という近世の扉を開いたニュアンス。

 

 マクシミリアン1世のキーワードは、傭兵歩兵部隊「ランツクネヒト」と「ドイツ国民の神聖ローマ帝国」なんだろうね。

 

 「ランツクネヒト」を率いてフランス制圧を考えていたらしい。騎馬隊が主体の中世の中で、歩兵部隊に重心を置いたことは革命的なんだろうね。日本でいうところの「足軽」にあたるのかもしれない。時代背景的にはかなり似ているよね。歩兵部隊の台頭は、近世の扉を開いたともいえる。

 

 「ドイツ国民の神聖ローマ帝国」だけど、本来は、教皇から指名されて皇帝に就任するんだけど、それを省略して皇帝を名乗ったらしい。しかも、認められたんだろうね、これ以後、ハプスブルク家の事実上の世襲制となっていった。それまでは、選帝侯時代と言われるくらいだから、複数ある選帝侯の中から、教皇が指名して皇帝が決まっていた・・・ざっくりいうとそういうこと。

 これを覆したのが、マクシミリアン1世!

 

 この二つから、近世ヨーロッパの覇権を握る皇帝ハプスブルク家の栄華の幕が開かれるのである。